熊本県内の方は特に、「リバテープ」が救急絆創膏の一般名称と思うほどに、
私たちは地元に根付いた商品づくりを行い、地元企業としていまも親しまれています。
しかし“リバテープ”はあくまでも傷を保護するもの。
傷を悪化させないという意味では、お肌の健康を守れているのかもしれませんが、
もっと出来ることはないか、お肌が健やかであるための「ものづくり」ができないかと、
改めて、企業理念である「皆様の健康を守りたい」という原点に辿りつき、
スキンケア商品への開発へとつながっていきました。
今では、「頭皮」も“お肌のひとつ”という考えのもと、頭皮を健やかにすることで、
髪の毛をサポートさせる、ヘアケア商品への取り組みも行っています。
「馬油」の歴史は古く、火傷や切り傷、育毛などに良いとされ、
民間薬として親しまれてきました。
熊本は馬に関連するお祭りがあったり、馬肉料理が有名なほど「馬」とは
縁のある土地柄です。
馬油が昔から親しまれ、肌に良いということは知っていたため、
多くの方の健やかな肌を守るため、馬油をもっと使いやすくできないかと考え
馬油を使ったスキンケア商品の開発を行い、これが、
当社の“スキンケア”商品としての第一号となりました。
開発当時は、馬油の精製技術が充分でなく、ニオイや色などを考えると
「使いやすい馬油商品」とはほど遠いものでした。
その後、研究に研究を重ね、精製技術も向上していきました。
そうした日々の努力が実り誕生したのが、現在の「リマーユスキンオイル」です。
リマーユスキンオイルをきっかけに、同じ、質の良い馬油を使った
石けんや化粧水、お化粧落とし、シャンプーにトリートメントなどを展開しています。
日本で馬油が知られるようになったのは、約400年前まで遡り、中国大陸から渡来した唐の名僧のひとりが、奈良の都に北上する道中であった九州で馬油の効用を伝えたことが始まりであるとされています。
しかし、馬油の歴史はもっと古く、中国騎馬民族の時代から使用されていたのではと考えられています。5~6世紀頃の名医別録や16世紀頃の本草綱目などの書物には馬油の効能が記録されているそうです。
※名医別録/生薬について書かれた漢方の古典書物のこと ※本草綱目/中国で分量や内容が最も充実した薬学著作のこと
【保湿力】~美肌への期待~
スキンケアの基本は「保湿」にあります。 私たちの肌は自然と「皮脂」を分泌し、適度な皮脂は、水分の蒸発を防いだり、 外敵からお肌を守ったりと〝保護膜〟として働いてくれる、美肌成分なのです。 馬油は、そんなヒトの皮脂にもっとも近い動物性の油脂とされていて、 お肌になじみやいため、油なのにもかかわらず、ベタつきをそれほど感じない 貴重な油です。 皮脂は、年齢を重ねたり、生活習慣の乱れにより、分泌が低下するため、馬油で 効率よく、補うことができます。
【浸透力(※)・保温力】
馬油は油分のため、お肌のバリア機能と馴染みます。それが優れた浸透力に つながっているのですが、その浸透力でお肌の内部までしみ渡った馬油の刺激と 油膜により、保温性が高まり、血液の巡りが促進されるとされています。 馬油をつけハンドマッサージや足のマッサージを行うことで、 冷え性を軽減してくれるなどの期待が持てます。 ※角質層まで
いまでは「馬油」だけにとどまらず、植物由来のスキンケア製品なども展開しています。
しかし、主成分は違っても、安心して使っていただける品質とサポートを心がけ、今後も、ひとつひとつにこだわりぬいて、日々、努力してまいります。