リバテープ製薬は家庭用救急絆創膏を始めとし、医療用の大型絆創膏など、お肌を保護する商品にこだわった製品づくりを行なってきました。
そんな中、お肌を護るだけではなく、お肌そのものを健やかに保てるようにと、スキンケア商品の開発へ、積み重ねてきた技術と情熱を現在も注いでいます。
そして辿り着いたひとつの成分「スイゼンジノリ多糖体(サクラン)」。
お肌の「傷」を護るのではなく、お肌「そのもの」を護ることに期待が持てるスイゼンジノリ多糖体の働きはまるで、目には見えない絆創膏のように思えました。不思議な縁を感じた「咲水」誕生のきっかけには、創業以来私たちが貫いてきた「お肌の健康を護りたい」という願いが込められているのです。
咲水シリーズのコンセプト成分のひとつ、「スイゼンジノリ多糖体」。水前寺海苔から抽出される高分子の保湿成分です。そんな「スイゼンジノリ多糖体」の保水力を試すためにティーパックを用いた実験(※)がなされました。結果は、なんとヒアルロン酸の約5倍もの保水力を示したのです。ヒアルロン酸1gで、約5~6リットルの水を抱え込むというデータがありますので、スイゼンジノリ多糖体は1gで、約25~30リットルもの水を抱え込む力があるということになります。このようなことから、水前寺海苔から抽出される保湿成分「スイゼンジノリ多糖体」は新たな保湿成分として大きな注目を浴びています。
※)ティーパック法…約8μmろ紙の上にサンプルの水溶液を乗せ、上から水を加えていき、水がろ紙を通り抜けてしたたり落ちるかどうかを観察。水が落ちてこなければ保水されていると判断。この方法で保水できる最大の水量保水力としました。
スイゼンジノリ多糖体が抽出される「水前寺海苔」は、熊本市にある江津湖周辺で発見され、1872年にオランダの学者、スリンガーによって世界に紹介されました。学名はAphanothece Sacrum(アファノテーケサクラム)。この藍藻の生息環境の素晴しさに感動したスリンガーが、「聖なる」を意味する「Sacrum(サクラム)」を付けて名づけたと言われています。
原料となるスイゼンジノリの生育には、九州・阿蘇の伏流水、つまり天然のミネラルを多く含んだ清麗な水流が不可欠であることがわかっています。しかし、スイゼンジノリが育つ環境の水流河川は、河川工事などの影響により減少傾向にあるのです。それだけ貴重な原料のため、スイゼンジノリの養殖が進められています。これは豊かな自然環境を取り戻すための有意義な活動として、注目されています。
スイゼンジノリ多糖体は高分子のため、目には見えないほどの薄いベールで角質層を覆い、外部刺激や乾燥から肌を守る機能を高めます。バリアー機能が高まった肌は肌理が整い、美しく見えます。
「咲水」シリーズに使用している水は熊本・南阿蘇村にある白川水源の水。 毎分60トンもの水が湧き、阿蘇を代表する湧水です。「日本の名水百選」にも選ばれています。白川水源の水は、地下深く、幾重にも重ねられた天然のろ過フィルターを経て、地表に湧き出ているため、清らかな水質です。
年齢や性別によって少しの差はありますが、ヒトのカラダは成人で約60%~65%が水分です。食事を2~3週間ほど断たれても生きていけますが、水は4~5日摂取しないだけで生命を脅かします。それほど、ヒトにとって「水」は生きていく上で必要不可欠なものなのです。飲むものは、水道水ではなくミネラルウォーターなどの天然水にこだわっていても、化粧品の水はどうでしょう?せっかくなら、お肌につける水にもこだわって、カラダを外から内から天然の水で潤したいものです。
「咲水」シリーズでは、“スイゼンジノリ”と“熊本・阿蘇の天然水”この自然素材を最大限に活かしたいと考えた結果、なるべく余分な成分は使わないようにしています。
香料・着色料はもちろんのこと、アルコール系の成分、防腐剤を代表するパラベンやフェノキシエタノールも使用していません。
またその他の成分も、なるべく天然素材にこだわり、肌への刺激が気になる方でも安心して使っていただけるようにこだわりました。